
前回の「膝」の激痛だけじゃなくて、まだ続きがあったの…!?

そうなんです。実は…契約のハンコを押す直前に知らされた「警戒区域」、新居の物理的な傾きと基礎のひび、そして旧居マンション退去時の13万円の追加請求トラブル。今回はこの怒涛の3本立てで、わが家の住み替え裏話をお届けします!
前回の記事「家賃半額と夢の「秘密基地」を叶えた50代の住み替え。たった2週間で発覚した理想と膝のギャップ」以降にも、3つの問題が発生しました。
今回はその全貌を、我が家の体験談としてじっくりお話ししていきますね。住み替えを検討されている方はぜひ参考にしてください。
💡 今回の3つの衝撃、先にまとめるとこんな感じです!
【衝撃①】 警戒区域
内容:契約の押印直前に「土砂災害警戒区域内」と判明
結果:想定内だったけれど担当者さんへの不信感が残ることに…
【衝撃②】 傾き・基礎のひび
内容:デスクの段差から発覚した家の傾き&後日見つかった1cmの基礎のひび
結果:担当者さんは最初から傾きを知っていたことが判明!
【衝撃③ 】退去トラブル
内容:8年住んだマンションの退去費用、経年劣化のはずが約13万円請求
結果:交渉の手間や疲弊を避けて、支払って決着(泣)
【衝撃①】契約当日、押印直前に知らされた「土砂災害警戒区域」
私たちが今住んでいる築40年ほどの戸建ては、ちょっと田舎で道路も狭く、何かと不便な立地です。「だから家賃が安いのね〜」なんて思っていたのですが……実は安さの理由はそれだけじゃなく、「土砂災害警戒区域」にかかっていたからでもありました。
「区域内」自体は、実は想定内だったんです
私たちは住み替える1年ほど前からこの物件を候補にしていて、自分で地図を調べたり、現地を見に行ったり、内見もしたりしていたので、「たぶん警戒区域の境目あたりだな」ということはうっすら分かっていました。
だから、契約当日の重要事項説明で「ここ、土砂災害警戒区域内です」と言われたときも、「あーやっぱりそうだったか…」とそれ自体は覚悟の範囲内だったんです。そりゃ「もしかしたら、ぎりぎり区域外かも…」と期待していた部分はありましたけどね。
本当にショックだったのは「説明のタイミング」
じゃあ何がショックだったのかというと……それまでに2回も内見していて、しかも以前のマンションの時からお世話になっている顔見知りの担当者さんだったにもかかわらず、最後の契約の瞬間までその説明がなかったことなんです。
重要事項なんですから、もっと早い段階で教えてほしかったなぁというのが本音。「だから家賃もお安めなんですよ」って事前に言ってくれればこんな気持ちにならなかっただろうなと、押印ギリギリまで言ってくださらなかったことに、モヤモヤしてしまいました。
これまでの人生で何度か不動産屋さんにお世話になってきましたが、失礼ながら「クセが強めだな…」と感じる方も(笑)。今回の方は親身になってくださるとても親切な印象だっただけに、余計にショックでした。
夫婦で「警戒区域内でもここに住もう」とすでに決めていたのでそのまま契約しましたが、担当者さんに対してちょっぴり残念な気持ちが芽生えてしまった出来事でした。不動産屋さんから見れば知ってて当然のことなのかもしれませんね。
⚠️ これから住み替える方へのワンポイント
「重要事項説明」には、その名の通りものすごく大切なリスクが書かれています。でも悲しいかな、災害リスクなどの不都合な情報は契約直前にサラッと説明されて終わるケースもあるということを実際に体験してしまいました。必ず事前に自分でハザードマップを確認し、気になるところは前もって担当者さんに直接聞いておくことを強くおすすめします!ハンコを押す直前に初めて知って焦るのは避けたいですよね。
【衝撃②】デスクの段差から発覚した「家の傾き」、そして基礎のひび
土砂災害警戒区域内であることも飲み込み、契約をした家に引越しをして、段ボールを片付け、ようやく自分の作業部屋の整え始めたのが引っ越しから1か月ぐらい経ったころ。作業部屋のミシンを置くテーブルとして山善の頑丈デスクを購入し息子に手伝ってもらってワクワクしながら組み立て、2台並べたのをきっかけに家の傾きに気が付いたんです😭
きっかけは「机の段差」でした
引越し後、2階の作業部屋に新しく買った山善のデスク(同じ高さのはず!)をL字型に2台並べて置いたときのことです。なぜか繋ぎ目に段差ができる…。そして、丸い鉛筆を置くと、壁に向かってコロコロコロ…。

「…あれ?この机、不良品?それとも…?」
と思ったのが、引越しから1ヶ月ほど経った頃でした。
乾電池で家じゅうをセルフチェック!
疑いを確かめるべく、家にあった転がりやすそうなもの…乾電池を持って2階の部屋の床へ。この床はクッションフロアで柔らかいので、机の上や木のフローリングより転がりにくいはずなのですが……ポンと置くと、南側の壁に向かって少しずつ加速しながら転がっていきました(笑)。
「もしや1階も…?」と思い、リビングにしている1階の和室へ。畳の上は家具をおいてあるせいで凹凸があって分かりにくいので、真ん中に置いたちゃぶ台の上に乾電池を置いてみると……やっぱり2階と同じ方向に転がっていくではありませんか!ちなみに一番よく転がったのは2階の廊下です。
1階も2階も同じ方向に傾いているということは、これはもう、一部屋の問題ではなく「家全体が傾いている」ということではないでしょうか。
そういえば1階の和室は隙間風がすごいなと思っていたのですが、よく見たら窓枠が外側に歪んでいる…。下の写真で分かりますかね?窓に対して、枠が中央部分で外側に膨らんでいます。これも家が傾いているせい?それともこれのせいで2階の傾きが大きくなってるのかな…。よく見たら壁もひび割れが補修されていますね。

担当者「あー、なんとなく感じたことはありますね」
後日、旧居マンションの件で不動産屋さんの担当者さんから連絡があった際、ついでに「そういえばこの家、ちょっと傾いてません?」とさらっと聞いてみました。すると―

「あー、なんとなく感じたことはありますね…」

…えええっ!?分かってたのーーー!?
思わず心の中でツッコミを入れてしまいました。
内見の時「なんで1年も空き家だったんですか?」と聞いたときは、「前の道が狭くて車がすれ違えないから敬遠されちゃうんですよね」って言っていたのに……警戒区域といい、傾きといい、ほかにも理由がいっぱいあるじゃないですかー!😂
さらに担当者さんは「もし傾きでめまいがするとか、フワフワして気分が悪くなるような健康被害が出たら教えてくださいね」なんて言うのです。……いやいや、お気遣いくださったのは、とてもありがたいのですが、それも契約前に言って欲しかったかも(笑)。
さらに見つけてしまった「基礎のひび」
そして引越しからだいぶ経ったある日、ふと外から1階の和室の下あたりを眺めていて、「ん?」っと目が留まりました。
…基礎の部分に、幅1cm、長さ5cmくらいの大きなひびが入ってる!!

内見の時には全く気づきませんでした。地盤沈下でしょうか。近所の方に聞いてみたら、このあたりは昔田んぼだったそうです。きっと埋め立て地で地盤が柔らかいのでしょうね。
基礎のひびは家全体を痛める大きな原因になりそうなので、「これはさすがに不動産屋さんに言っておかなきゃダメじゃないか?」と思っています。あと7年、どうか倒壊せずに持ちこたえておくれ…!
💡 わが家が取った対策
対策と言えるのか分からないものも入っていますが、当面以下の方針でやっていこうと思っています。
・傾きの対策:デスクのアジャスターで高さを微調整(かなり回しました😅)して傾きを相殺!あとは「気にしすぎないこと」が最大の対策です(笑)。ただ、大きな地震がきたら怖いので、念のため傾いている南側の部屋では寝ないようにしています。
・窓枠のゆがみ:隙間テープを貼って防寒&虫の侵入対策。それでもまだ強風時は風が入ってきたり、窓を開けてなくても羽アリが入ってきます…(涙)。
・基礎のひび:近いうちに不動産屋さんに相談します。放置して後から「報告がなかった」と言われるのも嫌ですし、私たちの責任ではないので記録を残しておこうと思います。
【衝撃③】マンション退去時、大家さんとの13万円の攻防
新居での驚きもさることながら、実は8年間住んだ旧居のマンションを出るときにも、ひと波乱ありました……。
約8年住んだお部屋で、初めて直面した「原状回復」
約8年お世話になったマンションの退去にあたり、当然かかってくるのが敷金精算のお話。今回、敷金だけでは収まらず、最終的に約13万円を追加で請求されることになってしまいました…!主婦としては、かなりの大ダメージです😭
実はこれまで何度も賃貸を引っ越してきましたが、退去時にお金で揉めたことは一度もありませんでした。というのも、今までは夫の会社の「借り上げ社宅」だったため、退去の手続きも精算もすべて会社がやってくれていたからなんです。
でも今回からは原状回復の費用は個人に請求されるとのこと、新居も個人契約。立ち合いも自分たちでやるのが初めてで、「賃貸を出るのってちょっとした攻防戦だな…」と痛感しました。
立ち合いには不動産業者さんと、夫の会社の関連会社の方が来てくださったのですが、おふたりはあくまで「間に入ってくれる人」。最終的にお金を払うのは私たちと大家さんなので、借家人賠償責任保険申請してみては?とか大家さんにはなるべく安く済むようにお願いしてみますねと言ってはくれるものの、あたりまえだけど最後は当事者同士の問題なんですよね。
もめたポイントは「椅子・保護マットの傷」と「鏡の腐食」
主に問題になったのは以下の2か所です。
① ダイニングの床の傷(椅子のあし・保護マットによる傷)
傷の原因は、ダイニングチェアの脚でした。その前の家でもずっと同じ椅子を使っていて傷がつかなかったので、油断していたんです。気づいた時にはフローリングの表面の塗装が剝がれてしまっていました。慌ててテニスボールを脚にはめましたが時すでに遅し…。
このことがあったので、ダイニングの隅に子供が勉強するための机とキャスター付きの椅子を置くときには、Amazonで購入した保護マットを敷きました。
ところが、これが逆効果😣マットの裏全体が傷ついてしまいました。
それ以外にも特に何も過失はないと思われる、通常使用による傷もありました。
写真をみるとかなりの傷になっていることが分かりますよね。確かにこれはひどいですね。私が大家さんでも、請求したくなります。でもこれが過失なら保険がおりるはずなのですが…。

今振り返ると、傷がついた時点で写真をとって「借家人賠償責任保険」を使った方がよいかか相談しておくべきでした。「修繕費用を退去の時に請求されるならその時でいっか😚」と先延ばしにしてしまったのは良くなかったなと思います。保険請求には3年という時効もありますし、当時の発生日時や状況が詳しく必要になるんですよね。
今回も一応保険の申請を出してみたのですが、正直なところ、その結果がどうなったのか夫も私もあまり覚えていません😂。13万円を払い終えた時点で気持ちの区切りがついてしまい、もういいや早く忘れたい…となってしまったのです。
たしか、代理店から連絡があって、保険会社には経年劣化として却下されたと報告を受けた…といううっすらとした記憶しかないのですが、保険屋さんが経年劣化だと言うなら、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」上は本来借主負担ではないはずじゃないですか?
もしそうなら、もう少し交渉できる余地があったのかな?なんて思います。
ただ実際は、契約者が夫の会社だったこともあり、話し合いはおそらく会社の担当者さんが行っていて、私たちは直接の交渉には関わっていませんでした。私たちと大家さんの間に会社・関連会社・不動産業者と3社が挟まる形になり、ただでさえお手数を書けてしまっているのに、これ以上、間に入ってくださっている方々にご迷惑をかけるのもいやなので、結果として床の修繕費は私たちが2/3を支払う(それが13万円)ことにしました。
② 洗面台の鏡の「黒ずみ(腐食)」
これも納得がいかなかったポイントです。入居時から洗面台の鏡が一部腐食していた記憶があるのですが、その腐食が大きくなり目立つようになっていました。鏡が大きく腐食するなんて、普通に生活していて過失で作れるものではありませんし、絶対に経年劣化だと思うのです。普段のお手入れも薬品など使わず、水拭きしかしていませんでした。

でも発生時期が分からないため保険も申請できず、結果として「大家さんと折半(半分ずつ負担)」で敷金から清算されることに。古い設備で特注だったのか、4万円かかるみたいで、半額の2万円が敷金から清算されました。
③ 請求されなかった傷もありました!
モヤモヤばかり書いてしまいましたが(笑)、実は子供が壁に2cmくらいの小さな穴を開けてしまったと思われる部分や、クロスの一部の傷などは敷金精算にも入っていませんでした!張替えせずに補修で済んだのかなと思います。そこは本当にありがたかったです。


夫婦で出した「大人の解決」
保険請求の結果は経年劣化により却下だったと思います。ガイドラインを盾にもっと徹底抗戦することもできたのかもしれません。でも、あまり意固地になって会社関係の人に迷惑をかけたり、夫婦でヘトヘトに疲弊したりするのも嫌だったんですよね。
「納得はいかないけれど、13万円でこのモヤモヤが終わるなら、もう勉強代として支払って終わりにしよう!」
と夫婦で話し合って決着をつけました。「まぁ、これが我が家なりの『大人の解決方法』だったのかなと思っています。
💡 退去トラブルを防ぐためのアドバイス
・国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を退去立ち合い前に読んでおく・引っ越し前の「何も置いてない状態」で、部屋中の写真・動画を撮っておく(我が家は一部しか撮れていませんでした。しかも今回の新居も細かくは取れていません😅)
・うっかり傷をつけてしまったら、すぐ管理会社に連絡&保険の相談をする!
・大家さんが厳しいタイプかどうか、不動産屋さんにサラッと探っておくといいかもしれません(私たちの場合、旧居のマンションは厳しい方、新居の戸建ては比較的やさしいとのこと)
3つの衝撃から学んだ、住み替え前後のチェックリスト
膝の激痛から始まり、土砂災害警戒区域、家の傾き、そして退去のトラブル……!
次から次へとハプニングが押し寄せた我が家の「攻めの住み替え」でしたが、振り返ってみると住み替えする方にとっては参考になることばかりかなと思ったので、まとめてみました。
1. 築古の物件内見時には「ビー玉」や「乾電池」をポケットに入れておく!
床に置くだけで、傾きがあるか一発で分かります。傾きがあった場合、修繕は難しくても、契約するかどうかの判断材料や値引き交渉の材料にできますよね。
2. 災害リスクや建物の不安なところは、自分からズバッと聞く!
内見前に事前に自分でハザードマップを確認し、内見時に外壁・基礎のひびなどもチェック。「これって大丈夫ですか?」と自分から担当者さんに確認してみましょう。
3. 退去前・入居前の室内写真は「しつこいくらい」撮っておく!
何も家具がない状態の写真を残しておくことが、退去時のトラブルから身を守る最大の武器になります。床や壁も全体だけでなく、分割して近くから写真撮影しておくとよいでしょう。動画もいいかもしれません。
4. 退去立ち合い前に国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を読んでおく
長すぎて読めない場合は、簡単にまとめたサイトを利用したり、AIに要約してもらうなどしましょう。
経年劣化や軽微な汚れ・傷は借主の負担にはなりませんので、自分の過失でないものを過失と認めたりしないようにしましょう。
5. 傷をつけてしまったり、気になることを発見したら「即・写真&即・報告と相談」!
「退去の時にまとめて…」はNG!時効(保険請求は原則3年)や記憶の薄れで、使えるはずの保険が使えなくなる可能性もあります。
面倒でも気になることは小さく相談して、普段からコミュニケーションを取っておくと担当者さんも人間ですから、退去の時にはなるべく力になるように努力してくださるような気がします。
今回、傷の報告を後回しにしてしまったのも、結局「面倒だな」という気持ちからでした。でも後回しにすると結局は損をすることに。だからこそ普段から、気になったことはその都度小さく相談しておくことが、いざという時に無理なく話し合えて「面倒」なことになりにくい関係を作れるのだ思います。
でも新居の不都合な点は教えてもらえませんでしたけどね😅こちらが知りたいことを相手がすべてわかるはずもないので、聞きたいこと思いついたらすぐにメモしておくのも大事ですね。
人間同士は持ちつ持たれつ。自分の権利ばかり主張せず、お世話になっていることに感謝しつつ、相手の利益になることをこちらもしてあげられれば、相手からも返してもらえると思っています。今回の場合は、ごねずににさっさと修繕費払うとか、新居の契約を同じ担当者さんでお願いするとかが相手の利益になることですかね。
まとめ
家賃を半額にして手に入れた、私だけの「秘密基地」。
膝も、警戒区域も、傾きも、退去費用も、住んでみて(そして出てみて)初めて分かったギャップだらけでしたが……こんなハプニングすら「古いんだし家賃もお安いんだからある程度は仕方がないよね!皆さんの役に立ちそうなブログのネタもできるし、まぁいっか!」と笑い飛ばせる今の暮らしを、私はけっこう気に入っています。
……まあ、この家が倒壊しなければの話ですけどね!😂
トラブル満載の我が家の体験談でしたが、このリアルな失敗談が、これから住み替えを考えているあなたの役に立ったら嬉しいです。
実はこの後も、もう少し「住み替えの誤算」は続きます…!
次回もどうぞお楽しみに(笑)
前回の「膝」の記事はこちらから読めます👇

